全国に6ブランド11軒、1,200室のブティックホテル、ライフスタイルホテルを展開する株式会社グローバルエージェンツが3月1日、東急東横線高架跡地に 「HOTEL GRAPHY 渋谷」をオープンしました。
■渋谷‐代官山間の高架跡地に再開発された「渋谷ブリッジ」内に開業
東急東横線の開通以来、渋谷~代官山間をつなぐ高架線路が2013年に地下化しました。それに伴い廃線となった線路跡地は、現在渋谷駅から「渋谷ストリーム」「渋谷ブリッジ」「ログロード代官山」として利活用され、渋谷と代官山をつなぐ新たな人の流れが創出されています。
今回のホテルが開業したのはその3つの施設の中間に位置する「渋谷ブリッジ」内。東横線の中でも最大の難所として知られたR160(曲線半径160m)の急カーブ上にあるため、線路に沿うように大きくカーブした曲線状の建物である点が最大の特徴です。
そんな線路跡地に建つという稀有な特性を活かして、HOTEL GRAPHY 渋谷の館内はキービジュアルである”電車のレール”が様々な技法であちこちに表現されたユニークな仕様となっています。
■ホテルとホステルの”いいとこ取り”が実現!
「HOTEL GRAPHY」は、グローバルエージェンツが展開するLIVELY HOTELSチェーンにおけるホステルホテルのブランド。
ホテルのスペックやデザインでありながら、ホステルが併設されていることで海外からのバックパッカーに多く利用され、ホテル全体が海外ホステルで見られる自由でラフな空気感を感じられるのが特徴です。
客室は、通常のユニットバスがついたものの、共用のシャワールーム・トイレを利用するタイプ、さらにホステルの代表的なドミトリーの3タイプ用意。そのため宿泊料金は6,000円台から 20,000円台と幅広く、ホステル好きの方はもちろんプライベートは確保しながらホステルの雰囲気だけ味わいたいという方でも利用しやすくなっています。
■ラウンジやテラス、ダイニングも充実
ホテルの最上階である7Fには、宿泊者専用のラウンジとテラスが。
ラウンジは海外さながらのおしゃれな空間で、ビリヤードもあり自由な過ごし方ができます。テラスからは恵比寿・代官山方面に視界の抜けた展望が楽しめます。
同じフロアにあるリフレッシュメントコーナーのフリードリンクはコーヒー、紅茶やココア、フレーバーウォーターなどかなりの充実ぶり。24時間飲み放題で、料金は宿泊費に含まれているのでお得感を感じる方は多そうです。
さらに1Fにはホテル併設ダイニングとして、「Graphic Grill & Bar(グラフィックグリルアンドバー)」を開業。グリルを主軸としたアメリカンダイナーを展開します。モーニングからランチ、ディナーまで営業し、店名である「グラフィック」にもある通り見た目にも楽しい料理やドリンクを用意。ここを目的に来店する人もいる、というような話題性のある店舗を目指します。
そのほか、LIVELY HOTELSの特徴である100種類以上のアメニティやフリービールなど嬉しいサービスも。
コンシェルジュではなく”キュレーター”と呼ばれるスタッフも常駐し、近隣のオススメスポットなどを教えてくれるそうなので、東京観光の拠点に利用すれば、失敗なしの小慣れた旅が叶えられそうです。
・HOTEL GRAPHY 渋谷
所在地 東京都渋谷区東1-29-3
客室数 74室
アクセス
JR渋谷駅新南口から徒歩7分(各線渋谷駅 C2出口より徒歩9分)
各線恵比寿駅から徒歩10分
東急東横線代官山駅から徒歩11分