実はこんなに楽しい!駅から歩いて回れる横浜洋館巡りのススメ

おでかけ

東急東横線の元町・中華街駅。名前に中華街とつくこともあり、その駅で降りる多くの人は中華街方面へ向かい、中華街での観光を楽しみます。

そんな元町・中華街駅ですが、中華街とは逆方向、元町方面から駅をでると、中華な雰囲気がない、だけではなく、まるで西洋のような街並みが広がっています。

今回は、元町・中華街駅から歩いて巡れる、横浜の素敵な洋館をご紹介します。

◾️エリスマン邸

エリスマン邸は、外国人居住地として横浜開港の歴史と深く関わり横浜の移り変わりを見守ってきた山手エリアに7つある横浜山手西洋館のうちの1つ。生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人格として活躍したスイス生まれのフリッツ・エリスマン氏の邸宅で、1925年から1926年にかけて山手町127番地に建てられました。

設計は、「近代建築の父」といわれるチェコ人の建築家アントニン・レーモンド。元町・中華街駅からは歩いて8分ほどの距離にあります。

エリスマン邸の中には喫茶室「カフェエリスマン」があり、大正ロマンを感じながら、美しい食器とともに、コーヒーや紅茶のほか、ケーキなどのデザートやパスタやキッシュなどの軽食を楽しむこともできます。

◼️えの木てい

エリスマン邸の向かいにあり、外観のかわいさが一際目をひくえの木てい。1972年に建築された洋館で、現在はアンティークな家具の並ぶインテリアに囲まれてコーヒーやデザート、軽食、アフタヌーンティーも楽しめる人気のカフェになっています。

天気のいい日にはテラス席でのお茶を楽しむこともでき、まさに休日のおでかけにはぴったり。名物のチェリーサンドを2階のショップで購入することもできます。

◼️ベーリック・ホール

エリスマン邸、えの木ていから徒歩1〜2分の距離にあるベーリック・ホール。大きな庭園もあり、この辺りでも一際目を引くスペイン風の建物です。こちらも横浜山手西洋館のうちのひとつで、イギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅として、1930年に設計されたもの。第二次世界大戦前までは住宅として使用されていました。

館内は広いリビングルームや化粧梁組天井が特徴のダイニングルーム、寝室、子供部屋、キッチンからバスルームまで当時を再現したインテリアとなっており、建築好きには堪らない場所。見学が無料なのも嬉しいポイントです。

元町・中華街駅付近には、このように気軽に見て回れる素敵な洋館がたくさんあります。

少し涼しくなってきたら、カメラや本を片手に歴史を感じる横浜の洋館巡りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

タイトルとURLをコピーしました